2010年 01月 24日
はい、6本目。 映画ばかり観ていてすいません。 銀座の三原橋にある銀座シネパトスで ようやく観てきましたよ。 「牛の鈴音」。 私が観る前の回が終わって出てきた人たちもシニアですし 一緒に場内に入った人たちもシニア。 素敵です。 シニアって、 あ、うちの両親を観てますと 本当に出不精になりますから。 夫婦で劇場に出かけるなんて、うらやましいわ。 ま、私は1人だけどね。 こちら、韓国のおじいちゃんとおばあさん牛とのある意味、恋物語。 おじいちゃんはこの牛さんに自分を委ねてるし、愛してるし。 おじいさんは足が不自由で、この牛さんがおじいさんの畑までの 送り迎えとか農作業の手伝いとか、彼のすべてを支えているんです。 みんなが言うの。 「ここまでおじいさんが頑張ってこれたのは牛さんのおかげ」って。 おじいさんも、その分を愛情でお返し。 餌は飼料じゃなくて刈った草や手作りの餌(燻したりね)。 新入りの雌牛にいじめられるとずっと付いてて助ける。 牛さんが鳴くと必ず振り向く。 おじいさんは足が悪いのに 良い草が生えてるところまで足を引きずりながらも 刈りに行くのよ。 それだけで涙でしょ? さてここでキーポイントはおじいさんの妻、おばあさん。 (ごめんね、名前覚えてなくて) 「牛さんへのやきもち」 いいですねぇ。 やきもちって客観的に観るとすごく微笑ましいです。 それでも笑えるのはここまで。 おじいさんもおばあさんもある程度年を重ねてきて 牛さんの面倒を見切れなくなってくのです。 いろいろ話し合って 牛さんを売りに出すことにするのです。 でもね、もうおばあさん牛だから。 買い手も「仕方ねえからこれくらいで買ってやるよ」 っていう態度なの。 そりゃあ、食肉にもならないし、お乳もでないし お金にならないから、仕方ないんだけど。 おじいさんは牛さんの前で牛さんを悪く言うのが だんだんたまらなくなってきて 結局売らないことにするわけです。 また2人で家路につくときの姿は すごい印象的でした。 あれ、すごい長い文章だから。そろそろ。 何でもない日常や流行り言葉で表すならスローライフが、 そして動物への愛情が、 当たり前のようで当たり前ではなくなったこの世の中に じんわり響いてくる気がします。 いのこ
by ticketport
| 2010-01-24 22:25
| ドキュメンタリー
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