© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」を観た。
物語自体「こんなことありえないでしょ?」って思ったら負け。
そもそもこれはアニメであり、映画なのだ。
頭の中にこの世とは別に世界を広げて
物事を空想して夢を描くからこそ
実際の世界をやってけてるのだって思う。
事実だけだったら、辛くて泣いちゃうよ。
妄想してなんぼ。
そっからいろんなものが生まれてる。
細田監督の作品は観た後、
いつもそんな思いがわたしの心に残っているんだなぁ。
人間とおおかみとの子ども雨と雪。
ある理由で人間の母親が
ふたりのおおかみこどもを育てることになる。
違う方向へと成長する2人。
これまで母親が決定していた2人の「道」を
今度は自ら探し、そして歩んでいこうとする。
それを受け入れる人間の母親。
人生の中に必ずや起こる、そして現る「異」との
共存とは?