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シネマ牧場

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2015年 05月 09日

博士と彼女のセオリー

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©UNIVERSAL PICTURES


ぶれない考えを自分の芯に一本通して
凛として生きる妻ジェーンの姿はとても美しく、
そんな彼女に愛されたホーキング博士と
段々と身体の自由を奪われながらも「宇宙」への探求心を
損なうことなく人生を費やす博士に
愛された妻ジェーンの姿はスクリーンから観客へと
なんかこういろんなエネルギーを送ってくれてたような
気がして満々と体内に溢れている。

「愛し愛されて生きる姿はすばらしく美しい」



# by ticketport | 2015-05-09 22:13 | ラブストーリー
2015年 04月 16日

マジック・イン・ムーンライト

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ウディ・アレンの作品を観ていると
「映画」という夢の世界にしっとり浸ることができます。

一瞬だけど普段の生活では手に届かない別世界。

「マジック・イン・ムーンライト」もまたその作品の一つになりました。

マジシャンと予知能力や死人をこの世に呼ぶことのできたりする
能力を持った女性とのラブコメディ。

コリン・ファース演じるマジシャンは性格がひねくれていて
観てるこちらがイライラ、ヒヤヒヤしたり、
相手役のエマ・ストーンは逆にとても素直で人への疑心がなく
素敵な女性。

出演者、特にエマ・ストーンの衣装はどれもセンスが光っているものでした。

# by ticketport | 2015-04-16 12:52 | ラブストーリー
2015年 01月 10日

トラッシュ!この街が輝く日まで

今年もちけっとぽーとを宜しくお願い致します。

さて、こちらの作品は残念ながら前売り券の取り扱いが
ございませんでしたが鑑賞してまいりましたので
ご紹介させていただきます。

トラッシュ!この街が輝く日まで_a0109625_23441157.jpg


「トラッシュ!この街が輝く日まで」
舞台はブラジル・リオデジャネイロ。

演出されていると知りつつも
結構な治安ですな。おっかないです。

ゴミ集積所でゴミの中から目ぼしいものを拾うことで
生活をしている少年たちのお話です。

これだけでも胸が締め付けられます。
だって彼らの家族は一切出てこないんですよ。
つまりみんな「ひとり」なんです。
でも?だから?「友情」がかなりのものです。

少年がゴミの山から拾ったある財布には
ブラジル社会を揺るがす真実の手がかりが隠されていて
最初はそんなこと知らずにいる彼らも
警察が集積所にやってきて血眼になって
その財布を探す姿を見て「これは何かやばいものだ」と
感じるまでそう遅くはなかったのです。

それでも彼らは手放さずに
その「秘密」を自分たちで暴こうと誓うのでした。

毎日ゴミの中で生活をする少年たちは
生きていくことに必死で時に命すら落としかねないのに
この財布の持ち主のため、友だちのため
「誰か」のために行動している姿には胸打たれます。

大人びた少年たちの姿に感動しながらも
やっぱり「子ども」として
もう少し誰かに甘えて欲しい思いもあるわけです。

# by ticketport | 2015-01-10 23:54 | 感動
2014年 10月 19日

アバウト・タイム 愛おしい時間について

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©Universal Pictures

お久しぶりですいません。
ここ最近で最高におすすめな作品をこちらでご紹介します。

「アバウト・タイム 愛おしい時間について」です。
ラブアクチュアリーなどを撮ったリチャード・カーティス監督の
引退作です。

ラブストーリーでしょ?
やだやだ、甘いお話って。
って思われてしまいそうですが
これは「愛」の物語。

もちろん男女間の愛も含まれますが
家族愛で大きく包み込まれた作品なのです。

タイムトラベリングができる力を
一家の男性たちが備えていると知り、
主人公の青年は、はじめ好きな女性をゲットするためにそれを駆使しますが・・・・・・・。

あぁ、これはやっぱり映画館で観て欲しい!

そしてこれが最高傑作なのではと思うほどの作品です。
もっともっと撮ってほしいとも思いますが
これがかっこいい男の「引き際」ってやつでしょうか?

# by ticketport | 2014-10-19 20:29 | 感動
2014年 06月 03日

インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌

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魂の歌か、負け犬の遠吠えか。

1960年代初め、売れないフォークシンガーの報われない一週間。
しみじみと、ユーモアとペーソスを交えて綴られる作品。

ショウ・ビジネスのトーテムポールの最下層にいる彼は、
その日、寝る場所にも困るような生活の中で、友人たちの
助けを借りながら暮らしています。

彼には才能がないわけではありません。世間との折り合いをつけるのが不得意で、
また、自分の信念に対しても強いこだわりもあります。それが故に頑張っても報われません。

彼のその不器用な生き様こそが、この映画の主題です。
その不器用さが、彼の歌、音楽をより一層引き立て、淡々としていながらも、
見応えと不思議な「軽さ」を感じさせてくれました。


実在のフォークシンガーがモデルとのことですが、
その人については知らないほうが逆に楽しめるかもしれませんね。
ただ、50年代末から60年代初めののアメリカのフォークシーンに
ついては少し知識があるといいかも…?

あと、やっぱり音楽がいい映画は映画館で観るのが一番だな、と再確認しました。
フォークギターの繊細な音とか、シンガーの息遣いが聴こえてきます。

# by ticketport | 2014-06-03 16:02 | ドラマ